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あなたとふたり
第21章 俺だけ見てろ

「えっ?聞こえなーーー」





花火の音でかき消された康太の声とともに

私は康太によって

唇をふさがれた。




「遥香が優を忘れていないのは、

この2年近くずっと感じていた。



でも、遥香…


俺も同じように2年近く


お前だけを見てきた。



これからは…


俺だけを見て欲しい。」





「あっ…康太…。これ…」





私の右手の小指には

小さなピンク色の石が光る

ピンキーリング…。、



「…康太っ!こんなの…もらえないっ」




「落し物だよ」



「何言ってんのよ!」




泣かない…


優ちゃんに会うまでは…



「…っく。…うぅ。康太の…ば…かぁ」





昔から変わらない康太。

私の涙をすくい

眩しいくらいの笑顔で

私の頬に触れる。



「泣くなよ。遥香。


俺がお前の涙を止めてやるよ…」





まぶたに優しいキスを落とすと
次に唇にまたキスをした。


花火が私たちをずっと照らし続けてくれていた…。
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