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あなたとふたり
第21章 俺だけ見てろ

「…付き合って?」



車の中で康太は何度も何度も
繰り返す。



「ねぇ?付き合って?」


「……うるさいよ」



「別にいいけど…


お前は今日寝かさないから。」


「はっ?」



「さっきのホテル、予約済み〜」



にしゃ〜と康太は子供のような笑顔を
私に向ける。


私はの視界は、フニャフニャと
ゆがんで見えた…。




横で鼻歌を歌う康太は
紛れもなく子供だ…




呆気なくホテルへと連れて行かれ
チェックインを済ます。




「部屋でご飯食べるから…


先に風呂入る?」




「〜〜〜〜!」


もうっ!完璧に康太のペースじゃない!



部屋に入ると……



驚愕した…。
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