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あなたとふたり
第21章 俺だけ見てろ
私たちはその後
すっかり冷めてしまった豪華な食事を食べた。
ワンピースを着る私に
「どーせ、またすぐ脱がされるんだよ」と
拗ねる康太がとても可愛かった。
「康太、ありがと。
最高のクリスマスだった。」
「アホ。
これから、何年先も
最高のクリスマスを送るんだよ。」
何でこの人は普通の人が
恥ずかしいようなことを…
何でも言ってしまうんだろうか…
こっちの顔が熱くなるよ…。
「遥香、顔真っ赤。」
康太が顔をぐっと近づけて来る。
咄嗟に私は顔を引いてしまった。
「俺の中は遥香で一杯だよ。」
「〜〜〜〜!」
もう無理ー!
私はソファーから立ち上がり
トイレへと立てこもった。