この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あなたとふたり
第22章 偶然と必然
「ねぇ、優ちゃん。
梨花子に電話していい?」
「あぁ。」
その返事を聞いてから私は梨花子へと
電話をかける。
「あっ!遥香!
永井君、見つかったの?
ゴメンね〜先帰っちゃったー」
「…見つかったよ。
今、一緒にいるの。
ねぇ、康太にあった?」
『康太君?会ってないよ?』
「そう…ならいいんだ。
ありがとう、梨花子。」
『それより、今一緒なの!?
遥香、頑張って!
私は遥香の幸せを願ってる!』
そう言って梨花子と電話を切った。
電話が終わると優ちゃんが
心配そうに
「康太、気付いたのか?」と聞いてきた。
電話だけかけるねと次に康太へとかけた。