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あなたとふたり
第23章 タイムスリップ
「…わたしを?」
「あぁ。俺、ずっと話してたんだ。
すっげー惚れてる女がいるんですって。
でも、傷つけてばかりで…
情けなくて逃げてきましたって。
そしたら、あの人
頑張ったなって笑ってくれた。
好きだからこそ相手の幸せだけを
願えることなんてあんまりないんだぞって。
そしたらすっげー楽になった。
3年間耐えたって言ってたのはな…
時々、康太とお前…
ここの目の前通ってたんだよ。」
「え…えぇ!?」
「めちゃくちゃ辛くて…
泣いたりもした。
追いかけて抱きしめてやろうかとも思った…
でも、斎藤さんに止められた。
全部水の泡だぞって。
遥香はいつも笑ってたから…
俺、我慢したんだぜ…」
優ちゃんの声が少しずつ震えて
たまらず私は優ちゃんの手を握った。
「あぁ。俺、ずっと話してたんだ。
すっげー惚れてる女がいるんですって。
でも、傷つけてばかりで…
情けなくて逃げてきましたって。
そしたら、あの人
頑張ったなって笑ってくれた。
好きだからこそ相手の幸せだけを
願えることなんてあんまりないんだぞって。
そしたらすっげー楽になった。
3年間耐えたって言ってたのはな…
時々、康太とお前…
ここの目の前通ってたんだよ。」
「え…えぇ!?」
「めちゃくちゃ辛くて…
泣いたりもした。
追いかけて抱きしめてやろうかとも思った…
でも、斎藤さんに止められた。
全部水の泡だぞって。
遥香はいつも笑ってたから…
俺、我慢したんだぜ…」
優ちゃんの声が少しずつ震えて
たまらず私は優ちゃんの手を握った。