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あなたとふたり
第23章 タイムスリップ
「…遥香…
俺んちでいい?」
「ん?いいよ?どうして?」
「いや…」
ーーーーー?
程なくして、優ちゃんのアパートへついた。
優ちゃんはドアをあけ、
私を先に招き入れる。
私が靴を脱ぎ一歩踏み出した時だった…。
玄関の照明がパッと消えた。
「えっ?!」
その瞬間…
暖かい温もりが私を支配した。
後ろから優ちゃんが私を抱き締めていた。
「…優ちゃん?」
「…待てない。
…もう…離せない…」
私が胸にある優ちゃんの手に
自分の手を重ねると
優ちゃんは優しく私の手をとって握った。
「…遥香。
…好きだ。
ずっと…」
弱々しく呟かれる愛の言葉は、
自然と私の体を熱くさせていた。