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あなたとふたり
第24章 内緒の予約
「こんなの…もらえないよっ…」
「予約。」
「遥香がいつか…
俺と巡り巡って
また会えたら…
その時は
お前を俺のものにする。
それまで、俺を忘れないための
予約。」
そう、優ちゃんは笑った。
「康太の前では付けれないのはわかってる。
どっかに置いといて。」
そう言って優ちゃんは私をまたぎ
ベッドから出て行ってしまった。
何も身につけていない優ちゃんの裸に
驚き思わず布団で顔を隠した。
「ウブなふりすんな。
康太の見てるくせに」
それでも下着は履いてくれていて、
隣のリビングから黒い小さな箱を
取ってきたようで私にポンっと投げた。