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あなたとふたり
第25章 幼馴染としての優しさ
いつの間にか眠っていたようだった。
外はもう暗くなりかけていた。
今日はクリスマスだということを
思い出した。
「………はぁ。」
私は重い体をあげ、
ある場所へ行こうと思いついた。
『ダメ』って言われたけど…
私にはもうそこしか残ってなかった。
携帯電話を見ると幸い、
康太からの連絡はなかった。
私は凍えるのような寒い中
その場所へと向かった。
1日前に見た街並みは変わることなく
イルミネーションで賑わっていた。
その奥に見えた…
あのパスタ屋さん。