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あなたとふたり
第25章 幼馴染としての優しさ
その時、携帯電話が着信を知らせた。
そっと画面に目をやると
『康太』の文字。
「もしもし?」
『あっ?遥香…今から会える?』
「いいよ。どうしたらいい?」
今、お店から出たところなのだろうか…
少し声が寒さからか震えていた。
『あのさ…優と来たパスタ屋にいる。
そこに…来れない?』
「一人…なの?」
『えっ?…そうだけど…』
「どうして…優ちゃんと行ったこと知ってるの」
本当は一緒にいたこそさえ
知っているのだけど…
『…優から聞いた』
「私、近くにいるから…すぐ着くよ」
そう言って電話を切り
私は来た道を引き返した。
そっと画面に目をやると
『康太』の文字。
「もしもし?」
『あっ?遥香…今から会える?』
「いいよ。どうしたらいい?」
今、お店から出たところなのだろうか…
少し声が寒さからか震えていた。
『あのさ…優と来たパスタ屋にいる。
そこに…来れない?』
「一人…なの?」
『えっ?…そうだけど…』
「どうして…優ちゃんと行ったこと知ってるの」
本当は一緒にいたこそさえ
知っているのだけど…
『…優から聞いた』
「私、近くにいるから…すぐ着くよ」
そう言って電話を切り
私は来た道を引き返した。