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あなたとふたり
第4章 男女の友情
「ゴメン…。」
私はフルフルと首を横に振った。
座り込んだ私の前に
優ちゃんも座り、よれた制服をなおしてくれる。
制服が正されると
頭の上に手をポンっとおき
髪の毛に優しくキスを落とす。
「…こんなつもりじゃなかった。」
「……知ってる」
「俺は……」
何か言いたそうに
優ちゃんは伏し目がちになっている。
「優ちゃん。」
私はその動揺を隠せない目を真っ直ぐ見た。
その目は少し見開いてこちらを見ていた。
長い前髪が少し目にかかって
優ちゃんの表情は少しだけ隠れていた。
私が優ちゃんの頬に手を添えると
優ちゃんも私の手の上に自分の手を添えた。
辛そうで苦しそうな表情は
私を欲情させた。
私は何も考えずに
優ちゃんの唇に
自分の唇を重ねた。
「遥香…。」
「優ちゃん。」
そう笑うと
優ちゃんはまた私を強く抱き締めた。
「…もぅっ。苦しいってば。」
「………………,」
「優ちゃん?」
「………………」
優ちゃんは無言のまま
私を抱き締めた。
ただ、私が
『優ちゃん』と呼ぶ度に
腕に力を入れるから
私も名前を呼ぶのをやめた。
私はフルフルと首を横に振った。
座り込んだ私の前に
優ちゃんも座り、よれた制服をなおしてくれる。
制服が正されると
頭の上に手をポンっとおき
髪の毛に優しくキスを落とす。
「…こんなつもりじゃなかった。」
「……知ってる」
「俺は……」
何か言いたそうに
優ちゃんは伏し目がちになっている。
「優ちゃん。」
私はその動揺を隠せない目を真っ直ぐ見た。
その目は少し見開いてこちらを見ていた。
長い前髪が少し目にかかって
優ちゃんの表情は少しだけ隠れていた。
私が優ちゃんの頬に手を添えると
優ちゃんも私の手の上に自分の手を添えた。
辛そうで苦しそうな表情は
私を欲情させた。
私は何も考えずに
優ちゃんの唇に
自分の唇を重ねた。
「遥香…。」
「優ちゃん。」
そう笑うと
優ちゃんはまた私を強く抱き締めた。
「…もぅっ。苦しいってば。」
「………………,」
「優ちゃん?」
「………………」
優ちゃんは無言のまま
私を抱き締めた。
ただ、私が
『優ちゃん』と呼ぶ度に
腕に力を入れるから
私も名前を呼ぶのをやめた。