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あなたとふたり
第4章 男女の友情
「待てよっ!」


優ちゃんが後を追ってくる。



「来なくていいよ。家、反対じゃん。」

「今更かよ。いつも遥香んちまで送ってるだろ。
その時点で反対だよ。」


「ならもう送らなくていいよ。」


優ちゃんの家と私の家は正反対。

優ちゃんは、いつも来た道を引き返している。


それを一年生の頃は毎日していた。
今思えば何でなんだろう…?


その理由も今なら何となく解る気がする。



「ほんっとに可愛くねぇーな!」


「解ってるよ。毎日鏡見るから。」


「気付いてるんならいいんだろ。」


「バカ優ちゃん」



「……嘘だよ。」



私たちは変わらない。

これからもずっと。

そう思ってた…のに。


「優ちゃん、調子狂う…。」

「俺も」


何だか2人…

くすぐったい。



優ちゃんがおかしいのも


私がおかしいのも、きっと


この真夏の暑さのせい。




「遥香。


まだ



友達かよ。」



「え?」



「お前が今日言ってただろ。

優ちゃんと私は『友達』だって…」


「聞いてたの?」

「でかいんだよ声が!」



やっぱり、聞こえてたんだね。
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