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あなたとふたり
第5章 あなたの隣
「…で、あんた何なのよ?」
玲奈が私を飛び越えて優ちゃんに話しかける。
「何がだよ?」
「最近、遥香の周りをチョロチョロと。」
玲奈は確信をつく。
「何もねぇよ。」
「帰る方向も逆なのに、毎日私から
遥香を取り上げてさ〜。」
「玲奈っ!もういいからっ!」
たまらず私も口を挟むが2人は聞いていない。
「遥香に、手出さないでよね?」
うわぁぁーーー!
それ言うの玲奈!?
「保障ねぇな。俺も健全な男だから。」
「はぁぁ!?ほら!遥香聞いた!
もう優に近付いたらダメよ!」
「うるせぇーよ!ほら!お前あっちだろ!
さっさと帰れよ!
…遥香はちゃんと送ってくから。」
「っるさいわねー!
優!遥香を泣かせないでよ!
指一本触らないで!」
そう言いながら玲奈は
駅の方へと、消えて行った。
「ったく。うるせー。母親かってーの。」
「玲奈は心配してくれてるんだよ。」
私が笑うと優ちゃんも笑ってくれた。
あの競技場での出来事から
優ちゃんは私には触れて来ない。
少しの距離を保って
2人は私の家まで歩く。
玲奈が私を飛び越えて優ちゃんに話しかける。
「何がだよ?」
「最近、遥香の周りをチョロチョロと。」
玲奈は確信をつく。
「何もねぇよ。」
「帰る方向も逆なのに、毎日私から
遥香を取り上げてさ〜。」
「玲奈っ!もういいからっ!」
たまらず私も口を挟むが2人は聞いていない。
「遥香に、手出さないでよね?」
うわぁぁーーー!
それ言うの玲奈!?
「保障ねぇな。俺も健全な男だから。」
「はぁぁ!?ほら!遥香聞いた!
もう優に近付いたらダメよ!」
「うるせぇーよ!ほら!お前あっちだろ!
さっさと帰れよ!
…遥香はちゃんと送ってくから。」
「っるさいわねー!
優!遥香を泣かせないでよ!
指一本触らないで!」
そう言いながら玲奈は
駅の方へと、消えて行った。
「ったく。うるせー。母親かってーの。」
「玲奈は心配してくれてるんだよ。」
私が笑うと優ちゃんも笑ってくれた。
あの競技場での出来事から
優ちゃんは私には触れて来ない。
少しの距離を保って
2人は私の家まで歩く。