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あなたとふたり
第5章 あなたの隣
しばらく歩くと向こう側から
同じ制服を着た男女が歩いてきた。
それは良く知っている人物…。
「康太…。」
「…おう。」
隣には彼女であろう可愛らしい女の子が
康太の腕に自分の腕を絡ませている。
「あー!優ちゃん、久しぶり」
「よう…。」
ーーーゆっ、優ちゃん?
優ちゃんの顔を見上げるが
優ちゃんは、顔色一つ変えていなかった。
無表情。
その言葉が一番適切だと思う。
「もう、康太君が忘れ物しちゃって
また、学校に逆戻りだよ〜!」
可愛らしい女の子は
笑いながらそう言っていた。
その子は私の方をチラッと見ると
「優ちゃんの彼女さんですかー?」と聞いてきた。
「…っいや。違います!」
私は首を横に振ると
女の子は一層笑顔になり
「な〜んだ!違うの〜。
あっ。私、2年の島田優梨【しまだゆうり】って言います」
と自己紹介してきた。
……2年。
「おい。もういいだろ。」
そう康太が遮ると
は〜いと返事をし私達の横を通り過ぎた。
「バイバーイ!優ちゃん。」
女の子は手をあげ、こちらに振っているが
優ちゃんは一切、動かなかった。
そして、康太も
一切こっちを振り向かなかった…。
同じ制服を着た男女が歩いてきた。
それは良く知っている人物…。
「康太…。」
「…おう。」
隣には彼女であろう可愛らしい女の子が
康太の腕に自分の腕を絡ませている。
「あー!優ちゃん、久しぶり」
「よう…。」
ーーーゆっ、優ちゃん?
優ちゃんの顔を見上げるが
優ちゃんは、顔色一つ変えていなかった。
無表情。
その言葉が一番適切だと思う。
「もう、康太君が忘れ物しちゃって
また、学校に逆戻りだよ〜!」
可愛らしい女の子は
笑いながらそう言っていた。
その子は私の方をチラッと見ると
「優ちゃんの彼女さんですかー?」と聞いてきた。
「…っいや。違います!」
私は首を横に振ると
女の子は一層笑顔になり
「な〜んだ!違うの〜。
あっ。私、2年の島田優梨【しまだゆうり】って言います」
と自己紹介してきた。
……2年。
「おい。もういいだろ。」
そう康太が遮ると
は〜いと返事をし私達の横を通り過ぎた。
「バイバーイ!優ちゃん。」
女の子は手をあげ、こちらに振っているが
優ちゃんは一切、動かなかった。
そして、康太も
一切こっちを振り向かなかった…。