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あなたとふたり
第6章 遥か遠くの君
なんとなく…本当になんとなく
俺は話しかけた。


一瞬、ビクッと肩が震えて
遥香はこちらを向いた。

「あ…えっと…。……誰?」


ーーはっ?俺を知らない?
席後ろなのに!?

これでもモテるんだけど!

心の中で叫んだ。


「おい。ピョンピョン頭。」

「え?…ピョンピョン?」


「あっちげぇーか。矢野。」

「私の名前…知ってるの?」

「いや。クラス同じだから。

席後ろだし。」



「あっー!!!」


思い出したかのように
遥香は立ち上がり俺を指差した。


「解ったなら結構。で、何やってんの?」

「えっ…うーん。ちょっと」

「はっ?」


「…あの…」

「あっ?」

「名前……なんだっけ?」


「イケメン」

真面目に答える俺に遥香は
プッと吹き出して笑った。


「笑うな!ピョンピョン頭!」


初めて見つけた時も
今日見つけた時も
遥香はとても寂しそうだった。


「永井…優だよ。」

「永井君かぁ。宜しくね」

「優でいいよ。クラスに永井もう1人いるから」


「そ、そだね…

宜しくね!


優ちゃん!」
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