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あなたとふたり
第6章 遥か遠くの君
「ゆ、ゆ、優ちゃん!?」

顔が沸騰したように
熱くなったのを覚えている。


「うん。綺麗な顔してるから。

優ちゃん。」


「あっ。私、矢野遥香、
遥香で良いからね。」


ーー名前なんて知ってるよ。


「あぁ。」



それから俺たちは
席が近いこともあって
よく喋ってよく一緒にいた。


もともと、俺を他の女子とは
違う目で見ていた遥香だったから

とても気楽だった。


ただ、周りは遥香を
妬んだ。


「なんで遥香ちゃんなの?」
「不釣合い。邪魔なんだけど」
「矢野さんが、いるの話せない」


毎日、毎日言われてるのは気付いていた。

それでも遥香は
俺のそばにいた。


だから俺もそこにいた。


ただ、一緒には帰ってくれなくなった。


放課後は
『優ちゃんは他の女の子のもの』だとよ。




俺が女子とは喋れば
遥香への妬みはなくなったから

俺はそれで良いと思ってた。



でも、そんな日が一ヶ月くらい続いた時だった。

もうすぐ夏休みだなってくらいだった。

夕方になってもまだ暑い河川敷で
遥香はまた座って悲しそうにしていた。


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