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あなたとふたり
第6章 遥か遠くの君
「なんだよっ。likeって。
他の女は俺にLoveを求めるっつーのに。」
「Loveは他の子からもらってよ」
遥香は笑った。
「でもさ、俺といて誤解されてるのに
そいつも誤解してんじゃねぇーの?」
「そうかもね。康太は優しいよ。
変わらない」
ーーー康太?
あぁ。なんか聞いたことあるな…。
「高校に入ってから康太と話せなくって。.
入学式で、クラスも違って落ち込んでたの。」
「あぁ。それであの時…」
言いかけてやめた。
「ん?」
「ん。いや。」
だからあの時
俯いてしょんぼりしてたんだな。
「私、玲奈と康太以外仲良く出来なくて…
だから優ちゃんといれて良かった。
だから誤解されてても優ちゃんといたいよ。」
遥香はとてもいい笑顔で笑った。
きっと遥香にとって俺は
本当に『友達』だったんだと思う。
俺も確かに
その時までは
『友達』だったんだ。
他の女は俺にLoveを求めるっつーのに。」
「Loveは他の子からもらってよ」
遥香は笑った。
「でもさ、俺といて誤解されてるのに
そいつも誤解してんじゃねぇーの?」
「そうかもね。康太は優しいよ。
変わらない」
ーーー康太?
あぁ。なんか聞いたことあるな…。
「高校に入ってから康太と話せなくって。.
入学式で、クラスも違って落ち込んでたの。」
「あぁ。それであの時…」
言いかけてやめた。
「ん?」
「ん。いや。」
だからあの時
俯いてしょんぼりしてたんだな。
「私、玲奈と康太以外仲良く出来なくて…
だから優ちゃんといれて良かった。
だから誤解されてても優ちゃんといたいよ。」
遥香はとてもいい笑顔で笑った。
きっと遥香にとって俺は
本当に『友達』だったんだと思う。
俺も確かに
その時までは
『友達』だったんだ。