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あなたとふたり
第6章 遥か遠くの君
次の日…
いつも一緒にいる遥香が休み時間の度に
いなくなっていた。
なんとなく気になって
廊下に出て隣のクラスを見た。
クラスの入り口で
楽しそうに笑う遥香。
その横に蒼井玲奈がいた。
そして、クラスの入り口の中に…
男がいた。
直感で解ったけど…
あれが
『康太』なんだって。
「なんだ…喋れてんじゃん。」
「優〜!!暇なら私達と次の教室行こうよ〜!」
クラスの女子が俺を呼んだ。
何か…凄く腹が立って
遥香が1人になるのを解って
その女子と移動した。
1人で来た遥香は
俺の横に座って
「先に行っちゃうんだから」と笑った。
無性に腹が立って
俺は席から立ち上がって
教室を出た。
慌てた遥香も俺について来た。
ーー何なんだよ。
お前、何なんだよ!
「さぼるの?
なら私も、サボる」
そのまま俺たちは
河川敷へと向かった。
2人横に並んで
青空を眺める。
「お前、康太って奴と喋ってんじゃん。」
「うん。玲奈がね見兼ねて誘ってくれる。
凄く嬉しいよ。」
「俺、放置じゃん。」
「何?寂しいの?」
「アホか。俺の予定はすぐ埋まる。」
「だから、私を置いてったんだ。」
「…………………」
「いつか、優ちゃん隣も
埋まっちゃうね。」
「………バカ」
「仕方ないから…
一年間は
あけといてやるよ」
いつも一緒にいる遥香が休み時間の度に
いなくなっていた。
なんとなく気になって
廊下に出て隣のクラスを見た。
クラスの入り口で
楽しそうに笑う遥香。
その横に蒼井玲奈がいた。
そして、クラスの入り口の中に…
男がいた。
直感で解ったけど…
あれが
『康太』なんだって。
「なんだ…喋れてんじゃん。」
「優〜!!暇なら私達と次の教室行こうよ〜!」
クラスの女子が俺を呼んだ。
何か…凄く腹が立って
遥香が1人になるのを解って
その女子と移動した。
1人で来た遥香は
俺の横に座って
「先に行っちゃうんだから」と笑った。
無性に腹が立って
俺は席から立ち上がって
教室を出た。
慌てた遥香も俺について来た。
ーー何なんだよ。
お前、何なんだよ!
「さぼるの?
なら私も、サボる」
そのまま俺たちは
河川敷へと向かった。
2人横に並んで
青空を眺める。
「お前、康太って奴と喋ってんじゃん。」
「うん。玲奈がね見兼ねて誘ってくれる。
凄く嬉しいよ。」
「俺、放置じゃん。」
「何?寂しいの?」
「アホか。俺の予定はすぐ埋まる。」
「だから、私を置いてったんだ。」
「…………………」
「いつか、優ちゃん隣も
埋まっちゃうね。」
「………バカ」
「仕方ないから…
一年間は
あけといてやるよ」