この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたとふたり
第6章 遥か遠くの君

「…………………」

「…………………」


「おい。なんか言えよ。」



「ありがと。優ちゃん」




マジで俺、馬鹿なのかも。

学年1美人と噂されてる女子に話しかけられても
相手する気にもならなかったし

年上の美人に、迫られても
上手く交わして来た。


遥香以外

見えなかった。


あんなダサくて…


普通の女。





2年に上がっても
また同じクラスだった。

「また一年間

あけといてやろうか?」


「ん。もういい。」


は?
は?
はぁ?


「康太がいるから。」



それだよ。

2年に上がってからの落ち目。


くそ康太。



康太と遥香は、本当に仲良しで
恋人みたいだった。

康太といると遥香は
女子の中にも打ち解けて行った。


だから…


俺は…


隣を埋めた。



埋めたと言うか
空かないようにした。



「おい。」

「あっ?」

急に康太が話しかけて来た。

「ちょっといい?」

「俺、男に興味ない。」


「違う。遥香のこと。」


遥香のことと聞いて俺は
康太について行った。


着いたのはいつもの河川敷。

「なんなの?」

「遥香、泣いてる。」

「はっ?いつも笑ってんじゃん。」


「違う。」

「はっ。意味わかんねぇ。
頭おかしいの?柳君だっけ?」




「遥香の事好きなんだろ?」


「余計に意味わかんねぇ…」


俺は帰ろうと踵を返した。


「俺は遥香が大切だから

わかるんだよ。

遥香は

お前のことを大切に思ってる」


後ろからそう言われた。


/376ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ