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あなたとふたり
第8章 手を伸ばせばそこにいる
「なぁ。」


康太が話しかけてくる。


「お前らどうしたんだよ。」


「腐ったの」

「はぁ!?!?」


私は康太に優梨ちゃんのことは話していない。

相変わらず時々、あの鼻声を聞かせて
このクラスにやってくる。


あの子が来ても優ちゃんは…

顔色一つ変えない。


11月に入った頃から
また優ちゃんの周りは女がウロウロしていた。



「可愛い顔の王子様が汚れていく…」

「もう完全にイカれたわね。」
「あぁ。もうどっか飛んでるな。」



康太も玲奈も大学が推薦で内定し
もう重荷になることは何もなかった。

そんな2人が心底羨ましい。


「ねぇ。折角だし、Xmasパーティしましょうよ」

玲奈の提案に康太も乗っかる。

「いいねぇ。

優も誘おう。」


その言葉に体がピクっと反応した。


「仲直りしなさい。」
「2ヶ月も口聞かないのはおかしいぞ。
こっちがどうにかなる。」


「解ってるよ…。」


頭では解ってる。

ただ、ちょっと仲の良い男友達が
親友の彼女に、ちょっかいかけてただけ。

健全な18歳なら良くあること…


な訳あるか。


「はぁぁぁぁ〜。」


もう溜息しか出ない。
何て暗いXmasなんだろう…。
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