この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたとふたり
第8章 手を伸ばせばそこにいる
「ーー優ちゃんっ!」


シーンと静まり返るクラスメイト。


「あらっ」

玲奈が私にはウィンクした。


「うるせーよ。」

優ちゃんがソファーから立ち上がった。
屈んでいるから表情は全く見えない。


「優ちゃん!話がっっあるの…っ。」

「俺はないけど?」

優ちゃんの表情は悲しい顔をしていた。


「あるのっ!私は沢山あるの!」

「…ちっ。ったく。

ゴメン。玲奈、借りる」


そう言って優ちゃんは私の腕を掴んで
玲奈の家から外に出た。


外に着くと優ちゃんは
ハッとして、すぐ手を離した。

「…ごめん。触った」

「えっ?あっ…うん。」


「で?話って?」


「…特にない」


「はぁぁ!?


ーーっだったら呼ぶなよ!」



「謝りたかったの!!!」


優ちゃんの動きが止まった。


「…なんでお前が謝るんだよ。

謝るのは俺だろ。普通…」



「何人としたの?」


「はっ?」


「この2ヶ月で何人をその手で触ったの!?」


流れそうになる涙を必死に堪えた。


「両手、両足の指じゃ足りないくらい。」



「最低ぇー!」

バシっーーー!


私は優ちゃんの綺麗な顔に
平手打ちを食らわした。


「っっいってぇー!

バカかお前!

冗談だよ!」

「…冗談??」


「えぇーー!?
ゴメン!優ちゃん!
痛かったよね??」


ーーーーーー?

優ちゃんは肩を揺らして
小刻みに揺れている。

/376ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ