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あなたとふたり
第8章 手を伸ばせばそこにいる
「ーー優ちゃんっ!」
シーンと静まり返るクラスメイト。
「あらっ」
玲奈が私にはウィンクした。
「うるせーよ。」
優ちゃんがソファーから立ち上がった。
屈んでいるから表情は全く見えない。
「優ちゃん!話がっっあるの…っ。」
「俺はないけど?」
優ちゃんの表情は悲しい顔をしていた。
「あるのっ!私は沢山あるの!」
「…ちっ。ったく。
ゴメン。玲奈、借りる」
そう言って優ちゃんは私の腕を掴んで
玲奈の家から外に出た。
外に着くと優ちゃんは
ハッとして、すぐ手を離した。
「…ごめん。触った」
「えっ?あっ…うん。」
「で?話って?」
「…特にない」
「はぁぁ!?
ーーっだったら呼ぶなよ!」
「謝りたかったの!!!」
優ちゃんの動きが止まった。
「…なんでお前が謝るんだよ。
謝るのは俺だろ。普通…」
「何人としたの?」
「はっ?」
「この2ヶ月で何人をその手で触ったの!?」
流れそうになる涙を必死に堪えた。
「両手、両足の指じゃ足りないくらい。」
「最低ぇー!」
バシっーーー!
私は優ちゃんの綺麗な顔に
平手打ちを食らわした。
「っっいってぇー!
バカかお前!
冗談だよ!」
「…冗談??」
「えぇーー!?
ゴメン!優ちゃん!
痛かったよね??」
ーーーーーー?
優ちゃんは肩を揺らして
小刻みに揺れている。
シーンと静まり返るクラスメイト。
「あらっ」
玲奈が私にはウィンクした。
「うるせーよ。」
優ちゃんがソファーから立ち上がった。
屈んでいるから表情は全く見えない。
「優ちゃん!話がっっあるの…っ。」
「俺はないけど?」
優ちゃんの表情は悲しい顔をしていた。
「あるのっ!私は沢山あるの!」
「…ちっ。ったく。
ゴメン。玲奈、借りる」
そう言って優ちゃんは私の腕を掴んで
玲奈の家から外に出た。
外に着くと優ちゃんは
ハッとして、すぐ手を離した。
「…ごめん。触った」
「えっ?あっ…うん。」
「で?話って?」
「…特にない」
「はぁぁ!?
ーーっだったら呼ぶなよ!」
「謝りたかったの!!!」
優ちゃんの動きが止まった。
「…なんでお前が謝るんだよ。
謝るのは俺だろ。普通…」
「何人としたの?」
「はっ?」
「この2ヶ月で何人をその手で触ったの!?」
流れそうになる涙を必死に堪えた。
「両手、両足の指じゃ足りないくらい。」
「最低ぇー!」
バシっーーー!
私は優ちゃんの綺麗な顔に
平手打ちを食らわした。
「っっいってぇー!
バカかお前!
冗談だよ!」
「…冗談??」
「えぇーー!?
ゴメン!優ちゃん!
痛かったよね??」
ーーーーーー?
優ちゃんは肩を揺らして
小刻みに揺れている。