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あなたとふたり
第8章 手を伸ばせばそこにいる
「マジでバカ女。」

優ちゃんは懸命に笑いを耐えていた。

「だって…」


「ごめんな。遥香。」


「………うん」


私の涙は耐え切れず頬を濡らす。
その涙を優ちゃんは綺麗な長い指で
何度とすくい取ってくれた。


「アレを見られたのは想定外だった。」

「………………」

「つーか見んなよ。」

「………………」

「悪趣味女。」


「………………」


「何だよ。遥香もヤりてーのかよ?」


「………………」


「おい。なんとか言えよ。遥香ちゃん」


「…してよ…」


「はっ?」


「その綺麗な手で抱きしめてよっ!」



「他の女を両手足の指足りないくらい
抱いたのに?」


「……私がバカだった、もういい。」

私が優ちゃんに、背を向けると


「ーーーーーーーっ!」


後ろから強く抱きしめられた。



「やっと…触れた。」



「確かに少し遊んだけど…

あの日から誰も触ってない。


触れなかったんだ。


お前にずっと触れたかった…」


今にも消えてしまいそうな
震える声で優ちゃんは言った。


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