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あなたとふたり
第9章 空白の2ヶ月
優梨の手が俺の胸をまさぐる。

「ねぇ。前みたいに激しく求めてよ。
優ちゃん、嫌なことがあるといつも
私に、迫ってきたじゃない。

もう嫌なことは何一つないの?」


「…あるよ。ムカつくほどにな。」


俺は優梨の方を向いた。

そして激しくキスをした。


「……お前の存在も嫌な事の一つだ。

最後に抱いてやるから。

消えろよ。」








そのすぐ後に、遥香が来た。

震えて怯えて俺の手を払った。


「あいつ…わけわかんねぇ。」


いつもそうだ…。

俺が近付くと離れるくせに

おれが離れると泣いている。


それを保護者みたいな康太に
怒られるのも、俺。


「マジで何なの。あいつら。」




その日から遥香は俺を避けた。
話すタイミングと解らず、時間だけが経つ。



ブーブーブーブー…

ポケットの中で携帯が震えていた。



いつもなら出ない俺だけど
どうでも良くなれば全てが、どうでもいい。


「…はい。何?」

「やっと出てくれた。
最近、電話にもでなくなったわね。

本命の彼女でも出来たの?」

「いや…。」

「今日、私の家に来ない?
ご飯作って待っとくから。」


「…わかった。」


「素直すぎで怖いわ。じゃぁ、後でね。」



電話を切り、俺は学校を出た。
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