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金の月銀の月
第6章 break with my past
美枝子は、病院の脇から入り、救急案内に行き尋ねた。
案内された通りに救急外来に行くと、夫は首にコルセットをして座っていた。
夫が座る隣のベッドには女性が寝ていた。
「雅之さん?」
「美枝子?何故?」
「警察から、連絡が入ったの。」
「大丈夫?」
「あ…ああ。。」
美枝子はベッドにいる女性をチラと見ると
「出張は?」
「あ…ああ。そうだ。帰り際に事故を…」
「カジュアルな格好での帰宅ね。」
「窮屈だから…」
「彼女は?」
「一緒に出張を…」
「彼女と休日出張?」
彼女はセーターにミニスカートだった。
ベッドの脇には高いヒールのロングブーツが置かれていた。
「課長。。。」
女性は泣きじゃくりはじめた。
「怪我は大丈夫?」
美枝子は彼女に優しい目を向けた。
泣きながら彼女は頷いた。
彼女は妊娠初期で、様子を見るために一晩病院に泊まるそうだった。
「雅之さん、ちゃんと今晩は彼女を見てあげてるわよね。上司なんだから。」
そう言い、美枝子は救急外来室から出た。
大きく深呼吸をし、
タクシーに乗り、一真の喫茶店に行くように告げた。
案内された通りに救急外来に行くと、夫は首にコルセットをして座っていた。
夫が座る隣のベッドには女性が寝ていた。
「雅之さん?」
「美枝子?何故?」
「警察から、連絡が入ったの。」
「大丈夫?」
「あ…ああ。。」
美枝子はベッドにいる女性をチラと見ると
「出張は?」
「あ…ああ。そうだ。帰り際に事故を…」
「カジュアルな格好での帰宅ね。」
「窮屈だから…」
「彼女は?」
「一緒に出張を…」
「彼女と休日出張?」
彼女はセーターにミニスカートだった。
ベッドの脇には高いヒールのロングブーツが置かれていた。
「課長。。。」
女性は泣きじゃくりはじめた。
「怪我は大丈夫?」
美枝子は彼女に優しい目を向けた。
泣きながら彼女は頷いた。
彼女は妊娠初期で、様子を見るために一晩病院に泊まるそうだった。
「雅之さん、ちゃんと今晩は彼女を見てあげてるわよね。上司なんだから。」
そう言い、美枝子は救急外来室から出た。
大きく深呼吸をし、
タクシーに乗り、一真の喫茶店に行くように告げた。