この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
金の月銀の月
第6章 break with my past
一真な店の前でタクシーを降り、店を見ると明かりはついていなかった。

美枝子は裏口に周ると、駐車場には一真の車があった。

「もう、部屋で休んでいるかしら…」
裏口を通りかかると、店の裏口付近は電気がついていた。
そして、ドアが少し開いていて美枝子の鞄が近くに置かれていたのが見えた。


スマホの充電がなくなり、連絡を入れられなかったが、
夫の報告をまずしようと思った。
そして夫の浮気を目の当たりにし、一真の元に行く決心をしたと伝えようと思った。


店に入り一真に呼びかけようとすると
店の奥から声が聞こえた。

「一真さん、店にいるのかしら。」

一真を呼ぼうとすると、女性の苦しそうな声が聞こえてきた。

美枝子はそうっと店に入り声のする方を見ると、
キャンドルの薄明かりに裸の女性がテーブルの上で仰け反っているのが見えた。
その下には裸の一真がいた。

女性は一真に跨り、髪を振り乱して喘ぎ声をあげ
一真はその女性を見つめ、乳房を掴んでいた。

美枝子は立ち竦んでしまった。

「遥…愛してる。」

一真の言葉に美枝子は力が抜けてしまい、
ヘナヘナと座り込んでしまった。

美枝子は嫌悪感でいっぱいになり吐き気がした。
ヨロヨロと立ち上がり、鞄を抱え店から飛び出した。
そして裏口のドアを力一杯閉めたのだ。

楽しかった旅が
嫌悪感の旅になってしまったのだった。

鞄を抱え、鞄を抱えながら歩く道は
月が見えなく暗かった。


家に帰ると璃子が一人でリビングに座っていた。

美枝子が戻ると、素っ気なく
「おかえり」
と言い、部屋に入っていった。




/250ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ