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金の月銀の月
第6章 break with my past
早朝に美枝子はタクシーを呼び
数個の段ボールと璃子と共に乗り込んだ。
そして、璃子の学校の近くのビジネスホテルを告げた。
美枝子のスマホには
一真からの着信があったが、タクシーの中で着信拒否にした。
精一杯の美枝子からの一真に対する抗議だった。
「璃子、ごめんね。」
美枝子は娘に謝った。
「ママ、笑わないもの。笑ったママ、見た事無いよ。」
美枝子はハッとした。
「パパと別れたら笑える?」
涙ぐみながら璃子は言った。
美枝子は笑わないだけでこんなに娘を傷付けていたのが分かると、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
何度も頷きながら璃子の頭を抱き寄せた。
ビジネスホテルのフロントは
早朝に親子でチェックインをするのはただならぬ事情があるのだと思ったのだった。
部屋に二人は案内されると、璃子は制服を着た。
朝食は、二人でホテルの食堂で軽く食べ
お弁当は買うようにと、お金を渡した。
美枝子は食堂で璃子と別れ部屋に戻った。
そして部屋のパソコンで引っ越し先を探していた。
数個の段ボールと璃子と共に乗り込んだ。
そして、璃子の学校の近くのビジネスホテルを告げた。
美枝子のスマホには
一真からの着信があったが、タクシーの中で着信拒否にした。
精一杯の美枝子からの一真に対する抗議だった。
「璃子、ごめんね。」
美枝子は娘に謝った。
「ママ、笑わないもの。笑ったママ、見た事無いよ。」
美枝子はハッとした。
「パパと別れたら笑える?」
涙ぐみながら璃子は言った。
美枝子は笑わないだけでこんなに娘を傷付けていたのが分かると、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
何度も頷きながら璃子の頭を抱き寄せた。
ビジネスホテルのフロントは
早朝に親子でチェックインをするのはただならぬ事情があるのだと思ったのだった。
部屋に二人は案内されると、璃子は制服を着た。
朝食は、二人でホテルの食堂で軽く食べ
お弁当は買うようにと、お金を渡した。
美枝子は食堂で璃子と別れ部屋に戻った。
そして部屋のパソコンで引っ越し先を探していた。