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金の月銀の月
第6章 break with my past
楽しいランチが終わり、山田は自分の仕事に戻っていった。

何度も振り返り手を振りながらながら美枝子から離れた。
子供みたいな人だった。

悪戯っぽい瞳に美枝子は惹きつけられ、
山田は次はどんなことをするのか興味深かった。

「ふふふ。」
ショーウィンドウに映る楽しそうな自分の姿を見て
嬉しく思った。

(うん。大丈夫。強くなれる!)


美枝子は、離婚したら、雅之もあの女もあのことの生まれてくる子供も幸せをになるんだろうなと、思った。
何より、自分自身が解放され幸せを掴めると思った。

ただ、璃子が可哀想だと思った。
父親のいない子供にはしたくはなかったのだ。

ちゃんと離婚の事も考えようと思った。

「前に進まなくちゃ」

山田といるとパワーが湧いてくる美枝子だった。


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