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金の月銀の月
第6章 break with my past
美枝子は一真の手を振り解き、キッチンから出た。
「ちょっとレモンを買い物に行ってくるわ。」
紅茶用のレモンを買いに外に出た。
大きくため息をついた。
トボトボとスーパーまで歩き、レモンを買った。
一真をまだ好きな自分に気付いた。
「でも、何故、璃子を…」
胸が締め付けられた。
大切なただ一人の娘を傷つけるのはいたたまれなかった。
美枝子がマンションに戻ると、リビングに二人は居なかった。
「部屋かしら…」
リビングからベランダ越しの璃子の部屋を眺めた。
ベッドに一真がいて、璃子に覆い被さっていた。
美枝子は、頭に血が上るのを感じた。
美枝子は、急いで璃子の部屋に行き
ドアをノックした。
「リィ?璃子?」
「あっ、ママ?もう帰っていたの?」
慌てた璃子の声がした。
「お菓子も買ってきたの。いらっしゃい。」
「は…はい…」
一真が先に出てきた。
「写真を…見せて貰っていて、散らかってしまい
璃子ちゃんは、片付けています。」
美枝子は一真を睨みつけた。
まだ、16歳の璃子の身体に触れた事に怒りを感じ
それでも一真がまだ好きな自分が情けなく、嫉妬していたのが苦しく感じた。
「ちょっとレモンを買い物に行ってくるわ。」
紅茶用のレモンを買いに外に出た。
大きくため息をついた。
トボトボとスーパーまで歩き、レモンを買った。
一真をまだ好きな自分に気付いた。
「でも、何故、璃子を…」
胸が締め付けられた。
大切なただ一人の娘を傷つけるのはいたたまれなかった。
美枝子がマンションに戻ると、リビングに二人は居なかった。
「部屋かしら…」
リビングからベランダ越しの璃子の部屋を眺めた。
ベッドに一真がいて、璃子に覆い被さっていた。
美枝子は、頭に血が上るのを感じた。
美枝子は、急いで璃子の部屋に行き
ドアをノックした。
「リィ?璃子?」
「あっ、ママ?もう帰っていたの?」
慌てた璃子の声がした。
「お菓子も買ってきたの。いらっしゃい。」
「は…はい…」
一真が先に出てきた。
「写真を…見せて貰っていて、散らかってしまい
璃子ちゃんは、片付けています。」
美枝子は一真を睨みつけた。
まだ、16歳の璃子の身体に触れた事に怒りを感じ
それでも一真がまだ好きな自分が情けなく、嫉妬していたのが苦しく感じた。