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金の月銀の月
第6章 break with my past
一真の喫茶店のドアは開いていた。
店に美枝子が入ると一真が奥から現れた。

「来てくれると思ったよ。」

そう言い、ドアを閉め鍵を閉めた。

そして、美枝子を抱き締めた。

「ああ、美枝子、会いたかったよ。」

美枝子は一真の腕を解き、一真の頬を平手打ちした。

「痛っ!」
一真は叩かれた頬に自分の手を触れ

「いくら叩かれてもいい。俺は美枝子が好きなんだ。」

一真は美枝子を抱き締め無理矢理キスをした。

美枝子は一真の腕を振り解こうとしたが
一真の力は強かった。

一真はそのまま美枝子を押し倒した。

「いやっ!辞めて!いやよっ!」
抵抗する美枝子を押さえ付けた。

「一真さんっ、辞めて、いやっ!」
暴れる美枝子を押さえ付けた。

「お…お願い…もう、私は…あなたを…好き…じゃない…。」

美枝子は泣きながら、抵抗する力を緩めた。


「そんな筈はない。愛を誓ったじゃん。美枝子は俺がいないとダメだろ。分かってるよ?」

抵抗するのをやめた美枝子の洋服を剥ぎ取った。

「ああ。美枝子さんの匂いが…」
そう言い一真は美枝子の胸に顔をつけた。

そして乳房にむしゃぶりついた。

一真に抱かれたくて堪らなかった身体は
一真の匂いと唇と舌と指で反応してしまった。

嫌だと…ダメだと思っても
思えば思うほど身体も心も喜んでしまっている。

「一真さんっ、辞めて。お願いだから…」

「こんなに感じてるのに?」

美枝子を見つめながら美枝子を愛撫する一真は
美枝子の反応を敏感に感じていた。

身体を時々ビクンとさせ、堪えている美枝子が
一真は一層愛しく感じたのだった。




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