この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
金の月銀の月
第6章 break with my past
山田の訳のわからない話しに美枝子は惹きこまれた。

「私と美枝子さんの出会いも、白雪姫と王子のような関係なのかも知れないし。」

笑いながら山田は言い、コーヒーを飲んだ。


「山田さんは、こんな時間に…」
美枝子は山田の事を聞こうとした。

「あ…仕事をして夕食をしに出掛けていたんですよ。帰ってまた仕事で…。」

「忙しいのに…ごめんなさい。」

「いや、いいんですよ。行き詰っていたから、外に出たんですよ。きっと美枝子さんに会う運命に出たくなったんですよ。」

美枝子は、細く笑った。


「山田さんと話すと、元気になれます。会えて良かった。ありがとうございます。」

「私の方こそ、美枝子さんに会えて、精力が湧きますよ!ムラムラって。」

下ネタっぽい言葉だったが、美枝子は笑った。


「送りますよ。」
山田は美枝子をマンションまで送った。

「こちらでしたか。私の事務所は、すぐに向かいのマンションの一階に。」

「まぁ!気付かなかったわ。町名が違ったので…」

「いつでも遊びに来て下さい!」

「まぁ、そんなこと言ったら、入り浸りますよ?」

「大歓迎ですよ!」

美枝子は、笑いながら礼をした。

「美枝子さんの、悲しそうな顔もそそられますが、笑顔はもっとそそられますよ。」

「山田さんたら…」

美枝子は笑っていた。

山田は美枝子に手を出し握手を求めた。

美枝子が手を差し出すと、山田は両手で握った。

「美枝子さんと手を繋いだ。やったー!」

「山田さんったら…」

山田は美枝子がマンションに入るまで見送った。

そして足早に事務所に戻ったのだった。



/250ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ