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金の月銀の月
第6章 break with my past
山田の訳のわからない話しに美枝子は惹きこまれた。
「私と美枝子さんの出会いも、白雪姫と王子のような関係なのかも知れないし。」
笑いながら山田は言い、コーヒーを飲んだ。
「山田さんは、こんな時間に…」
美枝子は山田の事を聞こうとした。
「あ…仕事をして夕食をしに出掛けていたんですよ。帰ってまた仕事で…。」
「忙しいのに…ごめんなさい。」
「いや、いいんですよ。行き詰っていたから、外に出たんですよ。きっと美枝子さんに会う運命に出たくなったんですよ。」
美枝子は、細く笑った。
「山田さんと話すと、元気になれます。会えて良かった。ありがとうございます。」
「私の方こそ、美枝子さんに会えて、精力が湧きますよ!ムラムラって。」
下ネタっぽい言葉だったが、美枝子は笑った。
「送りますよ。」
山田は美枝子をマンションまで送った。
「こちらでしたか。私の事務所は、すぐに向かいのマンションの一階に。」
「まぁ!気付かなかったわ。町名が違ったので…」
「いつでも遊びに来て下さい!」
「まぁ、そんなこと言ったら、入り浸りますよ?」
「大歓迎ですよ!」
美枝子は、笑いながら礼をした。
「美枝子さんの、悲しそうな顔もそそられますが、笑顔はもっとそそられますよ。」
「山田さんたら…」
美枝子は笑っていた。
山田は美枝子に手を出し握手を求めた。
美枝子が手を差し出すと、山田は両手で握った。
「美枝子さんと手を繋いだ。やったー!」
「山田さんったら…」
山田は美枝子がマンションに入るまで見送った。
そして足早に事務所に戻ったのだった。
「私と美枝子さんの出会いも、白雪姫と王子のような関係なのかも知れないし。」
笑いながら山田は言い、コーヒーを飲んだ。
「山田さんは、こんな時間に…」
美枝子は山田の事を聞こうとした。
「あ…仕事をして夕食をしに出掛けていたんですよ。帰ってまた仕事で…。」
「忙しいのに…ごめんなさい。」
「いや、いいんですよ。行き詰っていたから、外に出たんですよ。きっと美枝子さんに会う運命に出たくなったんですよ。」
美枝子は、細く笑った。
「山田さんと話すと、元気になれます。会えて良かった。ありがとうございます。」
「私の方こそ、美枝子さんに会えて、精力が湧きますよ!ムラムラって。」
下ネタっぽい言葉だったが、美枝子は笑った。
「送りますよ。」
山田は美枝子をマンションまで送った。
「こちらでしたか。私の事務所は、すぐに向かいのマンションの一階に。」
「まぁ!気付かなかったわ。町名が違ったので…」
「いつでも遊びに来て下さい!」
「まぁ、そんなこと言ったら、入り浸りますよ?」
「大歓迎ですよ!」
美枝子は、笑いながら礼をした。
「美枝子さんの、悲しそうな顔もそそられますが、笑顔はもっとそそられますよ。」
「山田さんたら…」
美枝子は笑っていた。
山田は美枝子に手を出し握手を求めた。
美枝子が手を差し出すと、山田は両手で握った。
「美枝子さんと手を繋いだ。やったー!」
「山田さんったら…」
山田は美枝子がマンションに入るまで見送った。
そして足早に事務所に戻ったのだった。