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金の月銀の月
第6章 break with my past
部屋に戻った美枝子は、
そっと璃子の部屋を覗いた。

璃子はベッドで既に眠っていた。

美枝子はバスルームに行き、シャワーを浴びた。

雅之と別居した美枝子はピルを飲むのを辞めていたのを思い出した。

妊娠…

「あ…明日朝一に病院に行かないと…」
避妊経口薬を処方して貰おうと思ったのだった。

そして、自分の姿を映し、自分を励ました。


「白馬に乗った王子様、ありがとう!」
美枝子は山田を思い出し、クスッと笑った。

「強くなれる!きっと。」




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