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金の月銀の月
第6章 break with my past
翌朝、璃子は一言も美枝子に喋らず、朝ご飯も食べずに学校に出掛けた。

美枝子は、深いため息をついた。

スマホLINEの着信音が鳴った。
スマホを覗くと山田からランチの誘いだった。

通っていた産婦人科に相談し、緊急避妊薬を処方して貰おうと思っていた。
産婦人科の後にと、山田と約束をしたのだった。


産婦人科に行くのは憂鬱だったが
その後に山田と会えるのは嬉しく思った。

心が落ち着くのだった。


きっと乗り越えられる
乗り越える

大丈夫。

山田を思い出すと
自分を励ましていた。

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