この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
金の月銀の月
第6章 break with my past
「一真さんとママは不倫をしていたの。」

「は?」

「ママは一真さんを好きだったわ。」

「何言ってるの?年が…」

「年なんて関係ないって、璃子は言ったのに。」

「でも、ママは…ママじゃん。」

「ママも、女だから。」

一真は二人の間に入り
「二人共俺のものになれば問題ないよ。」
と言った。

「ママは一真さんを好きだったけど、一真さんは沢山の女性を一度に好きになれるの。それから一真さんは、好きな人を傷付けるの。ズタズタに…」

「美枝子は、そういうのが好きなんじゃないのか?」

「愛を感じないセックスは暴力なの。」

「美枝子、愛してるよ。愛してる。暴力なんかじゃない。こんなに美枝子を愛してるから。」

一真は美枝子にジリジリと近付いてきた。

「一真さん?」
璃子は震えていた。

美枝子は一真を睨みつけ
「あなたのは自己愛よ!」

一真は美枝子の頬を殴り、テーブルに押し倒した。
美枝子は抵抗したが、力が出なかった。

「愛してるよ。美枝子。」

美枝子のセーターを捲り上げた。

「ママ…ママ…」
璃子は叫んでいた。


喫茶店のドアが急に開いた。
山田が入ってきたのだった。

「愛って、人それぞれ。君の愛は美枝子さんにとっては愛じゃないのかもな。暴力で愛する相手の心を束縛しようなんて、寂しくないのか?弱いんだな…」

「は?何を言ってるんだ?頭おかしいんじゃないか?」

「常識は人それぞれだから、自分を基準にしたら、他人は非常識だったりするもんな。とりあえず、警察に連絡はした。世間一般では常識か非常識かきっと分かるよ。」

山田は美枝子を抱き起こした。

「さぁ、美枝子さんの娘さんも、こっちに。」

璃子は泣きじゃくっていた。

「美枝子さんは、誰よりも君を愛しているよ。」

山田は璃子の頭をポンポンと優しく叩いた。



/250ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ