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金の月銀の月
第7章 Live in the present
「たろーちゃん、遅いぃー」

美枝子は山田の腕にしがみついた。

「打ち合わせが長引いて…でスマホの電源が切れて充電器を忘れてて…すみません。」

「さぁ、飲も、飲もう!あ…その前に、トイレ…」

美枝子は山田から手を放しトイレに向かおうとした。

「あっ!」

美枝子は足をぐらして、転びそうになった。
山田はすかさず腕を伸ばし美枝子を受け止めた。

「大丈夫ですか?」

「大丈夫、大丈夫。たろーちゃんありがと。」

美枝子は山田の腕を再度離し、トイレに向かい歩こうとした。

「痛っ!」
足首をひねったようだ。

「ん、もう、だからヒールは…」
壁に掴まり、足を見た。

「美枝子さん、トイレまで一緒に。」
山田は腕を腰にまわした。

「うふふっ。ありがと〜。」
腰に回された山田の腕を握りしめた。

店内は暗かった。
店の奥にある洗面所に入る前に美枝子は山田に
「もう来て貰えないかと寂しかったの。来て貰えて嬉しかったわ。ありがとう。」
山田に抱きついた。

自分を待ちわびてくれていたかと思うと、愛しくて堪らなかった。

「さぁ、行っておいで。ここで待ってるから。」
抱きつく美枝子の背中をトントンと合図した。

「やっとたろーちゃんに会えたんだもの、離れたくないわ。」
酔った美枝子の甘えっぷりは可愛かった。



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