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金の月銀の月
第7章 Live in the present
山田は店員に、少し多目に支払いをした。

「迷惑をかけて、済まなかったね。」
そう言い、美枝子を抱きかかえるようにして店を出た。

「たろーちゃん、今日も一緒に寝たいの。」
甘えた声で美枝子は山田の腕に抱き着いた。

こんなにも甘えられて、こんなにも自分の気持ちを素直に言えるのは山田が初めてだった。

山田は美枝子の頭を撫でた。
すると美枝子は山田の首に抱きつき、夜中の交差点でキスをした。

そして美枝子のマンションに仲良く帰ったのだ。


マンションの部屋の鍵を開け、玄関に入ると美枝子は山田に抱きついた。

「一緒にいられるなんて、嬉しいわ。」
美枝子は自室に山田を連れて入った。

まだ酔いが醒めていないようだ。

山田をベッドに押し倒し、自分もベッドに倒れ込んだ。
そして、美枝子は服を脱ぎだした。

「み…美枝子さん?いつも裸で寝るの?」
山田は驚いていた。

「たまに…ふふふ」
そう言いうつ伏せになり、寝息を立てだした。




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