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第7章 Live in the present

美枝子をソファに寝かせ、寝室から毛布を持ってきて掛けた。

美枝子に今日一日自分が付いていてもいいなら救急車も呼ばないと誓わせた。

急いで山田は仕事先に連絡を入れた。
何件かに連絡をし自分の穴を埋めて貰えるように手配した。

そして冷凍庫から探し出し美枝子の頭に当て、ビニール袋に氷を入れて腫れたおでこに当てた。

心配そうに美枝子を見つめたが、美枝子は頷き微笑んだ。

ベッドからシーツを外し洗濯機に入れた。

山田の様子を美枝子はソファに寝転びながら見つめていた。

あんなに酷い目にあったのに、山田が来てくれ安心できたのだった。

美枝子はそのまま寝入ってしまった。


夕方になり璃子が帰ってくると、美枝子の姿をみて驚いていた。

山田は美枝子が殴られ倒れていた事だけを璃子に説明した。

「多分、パパかな…」
璃子は悲しそうに言った。

山田は璃子の頭をポンポンとした。
璃子にかける言葉が無かったのだった。