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金の月銀の月
第7章 Live in the present
美枝子は夜中にふと、目覚めた。
「一真に会いたい」
そう思うと、部屋着にカーディガンを着て
マンションを飛び出していた。
「あなたに会いたい…今から行きます」
午前1時過ぎに彼が美枝子からの伝言に気付いてくれるか分からない。
気付いても他の誰かと一緒かも知れない…
化粧もせずに、サンダルを履き、まだ人通りのある道を走っていた。
頭の中は一真でいっぱいだった。
銀色に輝く小さな月が空高くにボ〜っと浮かんでいた。
美枝子が一真の喫茶店に着き、入り口のガラス戸から店内を覗いたが店の電気は消えていた。
「もう、お店にいる訳は無いわよね…」
俯きながら今来た道を重い足取りで歩き出した。
山田の事も好き…
一真も好き…
二人とも離したくない!
美枝子は強く思ったのだった。
「一真に会いたい」
そう思うと、部屋着にカーディガンを着て
マンションを飛び出していた。
「あなたに会いたい…今から行きます」
午前1時過ぎに彼が美枝子からの伝言に気付いてくれるか分からない。
気付いても他の誰かと一緒かも知れない…
化粧もせずに、サンダルを履き、まだ人通りのある道を走っていた。
頭の中は一真でいっぱいだった。
銀色に輝く小さな月が空高くにボ〜っと浮かんでいた。
美枝子が一真の喫茶店に着き、入り口のガラス戸から店内を覗いたが店の電気は消えていた。
「もう、お店にいる訳は無いわよね…」
俯きながら今来た道を重い足取りで歩き出した。
山田の事も好き…
一真も好き…
二人とも離したくない!
美枝子は強く思ったのだった。