この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
金の月銀の月
第8章 Tomorro is another day
一週間程すると、璃子の高校の三者面談の日が来た。

璃子は母親と学校に行くのは嫌だったが、山田に窘められ、仕方なく時間を告げた。

学校の廊下にいると母親が来た。

一緒に住んでいるとよくわからないが、客観的に見た母親は同学年の子の母親より綺麗だった。

「璃子、元気だった?」
美枝子はプイと外を見た。

「璃子?何をそんなに?」
美枝子は璃子に尋ねた。

璃子は母親の問いにも答えなかった。

璃子が教室から呼ばれ、美枝子と教室に入った。

面談中に璃子は工学部を受験する事を初めて知った。
驚きながら璃子の横顔を見ると
美枝子の知る子供の璃子ではなく、大人になった璃子だった。

美枝子はただ璃子と担任の話しを聞いていただけだった。

話しを終え、美枝子は璃子と廊下に出ると
「璃子?工学部に?知らなかったわ…」

「ママは私を見た事が無かったでしょう?私を知ろうとしなかったしなかった…ママはママしか見ていなくて、ママはママしか愛さない人だから。」

璃子は冷たく言った。

美枝子は璃子の言葉に立ち竦み、前を歩く璃子を見つめていた。

/250ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ