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金の月銀の月
第8章 Tomorro is another day
校門を出ると、山田が待っていた。
山田を見つけると璃子は、駆け寄った。
そして、面談の様子を事細かに話していた。
美枝子が校門まで来ると、璃子は鋭い眼で美枝子を見た。
美枝子は他人のような眼差しをする我が子に驚いた。
山田に璃子の礼を言った。
山田は優しい目で美枝子を見つめ微笑んだ。
璃子の山田を見つめる目は、山田に恋でもしているように見えた。
山田は私の…美枝子は思ったが、紳士で優しい山田は璃子にも素敵な男性に見えたのだろう…
山田が璃子と何かある訳は無いと思った。
思ったが…
璃子が山田に触れ、山田が璃子に触れ、
二人が見つめ合う眼差しは何も無いと言い切れなかった。
二人の間に入れない疎外感があった。
「山田さん?」
山田を見つめると、山田は寂しそうに笑った。
美枝子は居た堪れなくなり、
「璃子?だめよ!もう家に戻りなさい!」
「は?ママの元に?私はたろーさんのところにいるわ!」
「だめよ。迷惑よ!もういい加減にしなさい!」
美枝子はヒステリックに璃子に言った。
「なんでよ?」
「他人に迷惑はかけられないわ。第一、未成年の女の子が他人の男性の家に住んでいること自体いけないの!」
美枝子は山田と璃子を引き離さなければと思った。
山田を見つけると璃子は、駆け寄った。
そして、面談の様子を事細かに話していた。
美枝子が校門まで来ると、璃子は鋭い眼で美枝子を見た。
美枝子は他人のような眼差しをする我が子に驚いた。
山田に璃子の礼を言った。
山田は優しい目で美枝子を見つめ微笑んだ。
璃子の山田を見つめる目は、山田に恋でもしているように見えた。
山田は私の…美枝子は思ったが、紳士で優しい山田は璃子にも素敵な男性に見えたのだろう…
山田が璃子と何かある訳は無いと思った。
思ったが…
璃子が山田に触れ、山田が璃子に触れ、
二人が見つめ合う眼差しは何も無いと言い切れなかった。
二人の間に入れない疎外感があった。
「山田さん?」
山田を見つめると、山田は寂しそうに笑った。
美枝子は居た堪れなくなり、
「璃子?だめよ!もう家に戻りなさい!」
「は?ママの元に?私はたろーさんのところにいるわ!」
「だめよ。迷惑よ!もういい加減にしなさい!」
美枝子はヒステリックに璃子に言った。
「なんでよ?」
「他人に迷惑はかけられないわ。第一、未成年の女の子が他人の男性の家に住んでいること自体いけないの!」
美枝子は山田と璃子を引き離さなければと思った。