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金の月銀の月
第8章 Tomorro is another day
「ママは、私を心配してるの?たろーさんを私に取られるのが心配なの?」
「何言ってるの?」
「だいたい、ママはあの喫茶店の一真さんとコソコソ会ってるのに、たろーさんと恋人みたいにしているし!離婚だってまだ出来て無いんでしょ?めちゃくちゃじゃない!ママ…ママはズルいわ!汚いわ!」
美枝子は璃子の言葉に愕然とした。
自分でも分かっていた。
ズルいし汚い…
それを娘に罵しられてしまった。
酷い親…
「山田さんのところはだめよ。ママのところが嫌ならパパのところに行きなさい。山田さん、璃子を追い出して下さいね。今日中に追い出さないなら、警察に通報します。」
美枝子は冷たく言った。
泣かないように必死で堪えながら、美枝子は歩き出した。
璃子は泣きながら叫んでいた。
何事かと人々は立ち止まり璃子を見つめている。
山田は璃子の肩を抱き、その場を離れた。
「何言ってるの?」
「だいたい、ママはあの喫茶店の一真さんとコソコソ会ってるのに、たろーさんと恋人みたいにしているし!離婚だってまだ出来て無いんでしょ?めちゃくちゃじゃない!ママ…ママはズルいわ!汚いわ!」
美枝子は璃子の言葉に愕然とした。
自分でも分かっていた。
ズルいし汚い…
それを娘に罵しられてしまった。
酷い親…
「山田さんのところはだめよ。ママのところが嫌ならパパのところに行きなさい。山田さん、璃子を追い出して下さいね。今日中に追い出さないなら、警察に通報します。」
美枝子は冷たく言った。
泣かないように必死で堪えながら、美枝子は歩き出した。
璃子は泣きながら叫んでいた。
何事かと人々は立ち止まり璃子を見つめている。
山田は璃子の肩を抱き、その場を離れた。