この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
金の月銀の月
第8章 Tomorro is another day
璃子は愛人と住む父親の元には死んでも行きたく無かった。
しかし、山田が愛する母親の元には今は戻りたく無かった。
「璃子…ごめんな…璃子が大事で可愛くて好きだ。でもママも…美枝子さんも大切で愛しくて愛してる。俺も…」
山田の目に涙が光っていた。
「たろーさん?」
「生きていると、分かっていても気持ちがどうにもならない事があるんだ。人を傷付けるのが分かっていても、分かっていても…璃子。。」
山田は璃子を抱き締めた。
璃子にはまだまだ理解出来ない事だろう…
「たろーさん…私はたろーさんが好きだし、たろーさんが大切。私の心はたろーさんなの。」
璃子は山田の背中に抱き付いた。
可愛くて若いこの女の子を惑わせてしまった事に後悔していた。
この若い女の子の将来なんて考えずに、今この子の想いに答えたかったから…
「たろーさんが、ママも好きでいいから。私はたろーさんが好きなんだもの。だから…だから私の前からいなくならないで。お願い。私はたろーさんが…好き。たろーさんが私を好きでいてくれるなら、いなくならないで…」
璃子は泣きじゃくっていた。
山田は璃子を抱き締め泣き止むまで優しく撫でていた。
しかし、山田が愛する母親の元には今は戻りたく無かった。
「璃子…ごめんな…璃子が大事で可愛くて好きだ。でもママも…美枝子さんも大切で愛しくて愛してる。俺も…」
山田の目に涙が光っていた。
「たろーさん?」
「生きていると、分かっていても気持ちがどうにもならない事があるんだ。人を傷付けるのが分かっていても、分かっていても…璃子。。」
山田は璃子を抱き締めた。
璃子にはまだまだ理解出来ない事だろう…
「たろーさん…私はたろーさんが好きだし、たろーさんが大切。私の心はたろーさんなの。」
璃子は山田の背中に抱き付いた。
可愛くて若いこの女の子を惑わせてしまった事に後悔していた。
この若い女の子の将来なんて考えずに、今この子の想いに答えたかったから…
「たろーさんが、ママも好きでいいから。私はたろーさんが好きなんだもの。だから…だから私の前からいなくならないで。お願い。私はたろーさんが…好き。たろーさんが私を好きでいてくれるなら、いなくならないで…」
璃子は泣きじゃくっていた。
山田は璃子を抱き締め泣き止むまで優しく撫でていた。