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金の月銀の月
第8章 Tomorro is another day
「え?私のひとりよがり?一真さんもあんなに会いたいって…」
一真の本当の心は分からなかった。
でも、美枝子のいない場所で自分を擁護するために悪く言われたのはいい気持ちがしなかった。
美枝子は深呼吸をし
「こんにちは。」
と、裏口から叫んだ。
そして、一真に近づき
「私は大丈夫よ。今までありがとう。」
女性なんて目に入っていないような態度で言った。
冷たい目で一真を見つめながら
「さようなら」
と笑い、背中を向け店から出た。
一真は追ってきた。
一真こそ美枝子に依存し離れられなかったのだった。
「美枝子、美枝子…ごめん。いかないでくれよ。」
美枝子を背後から抱き締め、止めた。
「ずっと一緒にいてくれないと…」
一真と、一緒にいた女性が美枝子と一真の様子を見ていた。
そして泣き叫んでいた。
「彼女、泣いてるわよ?」
「いいんだ。」
「そんなひどいわ…一真さんを好きでいてくれるんだし…」
そう、自分も酷いって思っていた。
「俺は…美枝子を失いたくない。」
自分も一真を失いたく無かった。
一真の本当の心は分からなかった。
でも、美枝子のいない場所で自分を擁護するために悪く言われたのはいい気持ちがしなかった。
美枝子は深呼吸をし
「こんにちは。」
と、裏口から叫んだ。
そして、一真に近づき
「私は大丈夫よ。今までありがとう。」
女性なんて目に入っていないような態度で言った。
冷たい目で一真を見つめながら
「さようなら」
と笑い、背中を向け店から出た。
一真は追ってきた。
一真こそ美枝子に依存し離れられなかったのだった。
「美枝子、美枝子…ごめん。いかないでくれよ。」
美枝子を背後から抱き締め、止めた。
「ずっと一緒にいてくれないと…」
一真と、一緒にいた女性が美枝子と一真の様子を見ていた。
そして泣き叫んでいた。
「彼女、泣いてるわよ?」
「いいんだ。」
「そんなひどいわ…一真さんを好きでいてくれるんだし…」
そう、自分も酷いって思っていた。
「俺は…美枝子を失いたくない。」
自分も一真を失いたく無かった。