この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
金の月銀の月
第3章 Mellowkiss
明け方近くに病院に父親が来た。

璃子は眠る母の横で心配そうにしていたが
父親が来ると、

「首筋に、キスマークついてるよ。あー、やだやだ。それになんか臭い…加齢臭じゃなくて…きつい香水かぁ。」

静かに父親に璃子は言った。

「な…何言ってるんだ。仕事だ、仕事。」

「休みじゃなかったの?会社の人が言ってたよ。」

「せ…接待だ。接待」

「女性の接待?ふ〜ん。。移り香がするような接待かぁ。最低!」


それきり璃子は雅之に口をきかなくなった。


病室を出る時に璃子は手を出し、雅之からタクシー代を貰い1人で家に向かった。


朝になり、璃子は学校に行く前に病院に寄った。
病院のホールで父親に会った。
すると父親は会社に行くと言っていた。

「愛人と逢引するには会社を休むけど、妻が病気でも会社は休まないんだね。本当、気持ち悪っ!最低。」
璃子は父親に嫌悪感たっぷりな物言いをし、
母親のいる緊急外来の奥に向かった。

美枝子は点滴のおかげで元気になっていた。
今日は検査を受けてから帰る事にした。

「りぃちゃん。ありがとうね。」
反抗期だが、優しさはあるんだと美枝子は嬉しく思った。
/250ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ