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金の月銀の月
第3章 Mellowkiss
美枝子はその日の午後には家に帰る事ができた。
帰りは璃子が学校帰りに病院に寄り一緒にタクシーで帰った。

璃子はあまり話さなかったが
美枝子を労わりながら歩いてくれた。

そして、食事も璃子がチャーハンを作ってくれ
美枝子は心が落ち着いた。


お風呂に入り、ソファで1人くつろぎながらメールを見ると、何通か一真から来ていて、電話の着信もあった。

美枝子は、連絡をしなかった侘びを送った。

すぐに返信が来て
心配そうなメールに美枝子は嬉しく思った。

「来週、体調が良くなればお店に行きます」
と、美枝子は送ると
「待ってます」
と、返信があり、
待って貰えるのも嬉しく思った。


美枝子が病院から帰ってくる日だったが
その日も夫の帰りが遅かった。

昨夜もかなり遅くに病院に来たし、
仕事の飲み会だと言い訳していたが
全然酔っていないようだったし…


また大きな溜息を美枝子はついていた。



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