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金の月銀の月
第3章 Mellowkiss
一真は美枝子のうなじを手で優しく揉みながら、唇に自分の唇をそっと付けたながら擦り動かしていた。

そして、舌先を少し出して美枝子の上唇をゆっくり何度も右から左へ舐め
左から右へ舌を動かしていた。
何度か舌で上唇を這いそして下唇へと移った。

美枝子はドキドキしていた。
気持ちは、早く、もっと…な感じだった。

ゆっくり焦らしながらの一真のキスは美枝子をぐっしょりと濡らしていた。

土曜の午前
通りは車や人が行き交う時間で
喫茶店の前で時々声がして

「え~!?今日は休みか…」
と声もした。

その瞬間美枝子は誰かに見られそうで身体が固まったが
一真は気にせずに美枝子の唇に自分の舌を這わせていた。

やがて一真の舌はゆっくりと美枝子の口の中に入ってきた。
そして、美枝子の上歯茎の真ん中から左に舌を這わせた。

一真の手は美枝子のうなじを優しく揉みながら舌を口に…
美枝子は一真の腰を抱き締めていた。

(歯茎がこんなに感じるとは知らなかった…)
歯茎に舌を這わされて
鼻から喘ぎ声が漏れてしまう…

上歯茎の表から裏
下歯茎の表から裏に一真の細くて長い舌が美枝子の口の中を這えずっている。

そして、舌は上あごを通り美枝子の舌にやっと辿り着いた。

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