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金の月銀の月
第4章 sweet sorrow
美枝子は、下着を上げ朝食の片付けを泣きながらしていた。
雅之は身支度を整え会社に行った。
玄関の閉まる音がすると美枝子は泣き崩れた。
「私のしたいセックスは…あんなじゃない。愛も言葉もないセックスなんて…」
美枝子は、夫の精子を流す為に浴室に向かった。
すると、インターホンのチャイムが鳴った。
「忘れ物かしら…」
涙を拭きながら、美枝子は玄関に行った。
ドアを開けると、一真がいた。
「おはよう、美枝子さん。」
「か…一真さん…どうしたの?」
「体調を悪くしているのかと心配で…でも大丈夫そうで良かった。」
一真は多肉植物の小さな鉢植えを美枝子に見せた。
「お見舞い…じゃなくて、プレゼント。」
美枝子は涙が溢れだした。
「美枝子さん?」
「ごめんなさい。ありがとう。」
美枝子は鉢植えを受け取り、一真の顔を見られずにいた。
「昨日店に来てくれなかったから…」
「あ…ごめんなさい。用事が…あって。」
「荷物沢山抱えていたもんね。ちょっと寄ってくれたら良かったのに。」
「もう…もう行くのは辞めようと…」
「え?」
「私は既婚者だし、年上だし、若くないし、一真さんには一真さんにふさわしい人がいるもの。一昨日の晩、一緒だった人のような…」
「ああ…彼女は…」
一真は玄関に入り込み美枝子を抱き締めた。
「美枝子さんがこの家に帰って行くのが寂しくて、美枝子さんが旦那に抱かれていると思うと、気が変になりそうで…。それでも、やっぱり美枝子さんがいいんだ。俺…」
美枝子を抱き締めながら激しくキスをした。
「何で泣いてた?」
美枝子の唇から自分の唇を離し一真は言った。
「え?泣いて?泣いてなんか…」
「旦那に無理やりされたんだろ?リビングのソファで。さっき見てたんだ。」
「え?」
「外から丸見えだよ。リビングのソファ。」
いつもはレースのカーテンをしてあったが、今朝は天気がよくて全開したままだった。
「悲しい顔をしていたよ。」
一真は美枝子をギュウと力いっぱい抱き締めた。
雅之は身支度を整え会社に行った。
玄関の閉まる音がすると美枝子は泣き崩れた。
「私のしたいセックスは…あんなじゃない。愛も言葉もないセックスなんて…」
美枝子は、夫の精子を流す為に浴室に向かった。
すると、インターホンのチャイムが鳴った。
「忘れ物かしら…」
涙を拭きながら、美枝子は玄関に行った。
ドアを開けると、一真がいた。
「おはよう、美枝子さん。」
「か…一真さん…どうしたの?」
「体調を悪くしているのかと心配で…でも大丈夫そうで良かった。」
一真は多肉植物の小さな鉢植えを美枝子に見せた。
「お見舞い…じゃなくて、プレゼント。」
美枝子は涙が溢れだした。
「美枝子さん?」
「ごめんなさい。ありがとう。」
美枝子は鉢植えを受け取り、一真の顔を見られずにいた。
「昨日店に来てくれなかったから…」
「あ…ごめんなさい。用事が…あって。」
「荷物沢山抱えていたもんね。ちょっと寄ってくれたら良かったのに。」
「もう…もう行くのは辞めようと…」
「え?」
「私は既婚者だし、年上だし、若くないし、一真さんには一真さんにふさわしい人がいるもの。一昨日の晩、一緒だった人のような…」
「ああ…彼女は…」
一真は玄関に入り込み美枝子を抱き締めた。
「美枝子さんがこの家に帰って行くのが寂しくて、美枝子さんが旦那に抱かれていると思うと、気が変になりそうで…。それでも、やっぱり美枝子さんがいいんだ。俺…」
美枝子を抱き締めながら激しくキスをした。
「何で泣いてた?」
美枝子の唇から自分の唇を離し一真は言った。
「え?泣いて?泣いてなんか…」
「旦那に無理やりされたんだろ?リビングのソファで。さっき見てたんだ。」
「え?」
「外から丸見えだよ。リビングのソファ。」
いつもはレースのカーテンをしてあったが、今朝は天気がよくて全開したままだった。
「悲しい顔をしていたよ。」
一真は美枝子をギュウと力いっぱい抱き締めた。