この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
金の月銀の月
第5章 One and Only
雅之も璃子も夕食時には帰宅していた。
「明日から出張だから。」
雅之はボソッと言った。
「週末に?出張?珍しいわね。それも連休に…」
「急遽決まったんだ。」
「あ…ママ、私も早朝から遠征よ。」
璃子も部活で出掛けるようだ。
「じゃあ、支度しないと。」
夕食が終わると美枝子は、璃子と雅之の着替えを準備し始めた。
雅之の書斎をノックし、部屋に入ろうとすると
怪しい動きをした。
「な…なんだ?」
「雅之さん、着替えを…スーツは…」
「いい。自分でするから。お前はしなくていい。明日朝早いから、起きなくていいぞ。」
「何時頃に?」
「いや…5時かな…車で行く。」
「璃子もその時間ですから…」
「いや、もっと早いから…」
「は…い。」
美枝子は書斎のドアを閉めた。
「明日から出張だから。」
雅之はボソッと言った。
「週末に?出張?珍しいわね。それも連休に…」
「急遽決まったんだ。」
「あ…ママ、私も早朝から遠征よ。」
璃子も部活で出掛けるようだ。
「じゃあ、支度しないと。」
夕食が終わると美枝子は、璃子と雅之の着替えを準備し始めた。
雅之の書斎をノックし、部屋に入ろうとすると
怪しい動きをした。
「な…なんだ?」
「雅之さん、着替えを…スーツは…」
「いい。自分でするから。お前はしなくていい。明日朝早いから、起きなくていいぞ。」
「何時頃に?」
「いや…5時かな…車で行く。」
「璃子もその時間ですから…」
「いや、もっと早いから…」
「は…い。」
美枝子は書斎のドアを閉めた。