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金の月銀の月
第5章 One and Only
一真は急いで支度をした。

そして、臨時休業の張り紙を店のドアに貼り、
美枝子を車に乗せた。

エンジンをかけると美枝子にキスをして
「ハネムーンだ!」
そう言った。

早朝の道路はまだ空いていた。
連休の初日、あちこち混みそうだ。

「美枝子、どこに行きたい?」

美枝子は暫く考えた。

「海の…あなたの海の家に。」

「あ…あんなところに?最近行ってないから埃が溜まってるかも。」

「お掃除したらいいだけよ。ダメ?」

「いや、いいけど。。せっかくの旅だから、もっと豪華に、大人な旅を…」

「あなたの世界に入りたいの。」

「俺の世界には美枝子はどっぷり浸かってるよ。ずっと美枝子を想ってるから。。」

「一真…」

一真は車を脇に停め、美枝子にキスをした。
熱く激しいキスを…

抜き去る車はキスをする二人にクラクションを鳴らし、去っていく。

「一真くん…ダメよ…あっんっ!」
一真は美枝子の舌に自分の舌を絡めクチャクチャと音を鳴らしていた。

そして美枝子のスカートに手を入れ、太腿を撫でた。

美枝子の太腿はピクピクとした。

「こんな場所で…ダメよ…」
美枝子が言うと

「じやあ、こんな場所ではないところに行こう!」
一真は車を走らせた。


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