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金の月銀の月
第5章 One and Only
身体をお互いに拭き合うと
裸で梯子を上った。

大きなベッドに大きな窓ガラス
降ってきそうな星がいっぱいだった。

一真は美枝子をベッドに寝かせ、優しくキスをした。

「愛してる。美枝子。。」

「私もよ。」

一真は美枝子の全てを自分のものにしたく
美枝子の全身を自分の身体に包みこんだ。

「美枝子。。ああ。。」

お互いに感じ合う場所を探りながら
感じていた。

美枝子の身体は敏感で
よく感じて、よく濡れた。
そして熱い息を吐き甘い喘ぎ声をあげた。

全てが愛しかった。

「美枝子は俺の…俺のもの。。」
そう呟くと、美枝子は少し寂しい目をしついた。

『人妻』だからだった。

美枝子の旦那の顔がチラつき
美枝子を傷つける旦那を憎んだ。

美枝子は傷ついていたのか?

美枝子は自分といてもMなところが多いし、ドMなのかも。
旦那に酷く扱われて、内心は喜んでいるのかもしれない。

旦那とのセックスの方が感じてる?
酷く扱われた方が嬉しいのか?

自然に美枝子を扱う力が強くなる。

「ああ、一真さん。そんなにしたら…痛いわ。」

美枝子の声にハッとした。

自分の前ではこんなに可愛いし
こんなに熱い目で見てくれる。

今は俺だけだから。

美枝子を優しく抱いた。

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