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第8章 Scene.07

　
「ぼ、ボクは…剣くらいしか取り柄無くて、魔法は全然………」

「…銃刀法違反よねぇ」

　アタシも公然猥褻罪だけど。

「じゅ、じゅうとうほう？」

「あぁ。もう良いわぁ…。少しは分かった気がするから」

　腕を降ろせば、爆乳おっぱいがボヨンッ。

　サッと視線を向けるシュウ。

　パチーンといい音を出して叩くアカネ。

　学習出来ない二人。

「…シュウはぁ……アタシのカラダ……興味あるのぉ？」

　試しに艶めかしく舌舐めずりしながら、流し目を送ってみる。

「あ、いや……それは………」

　途端に赤面して俯くシュウと、アタシの雰囲気に巻き込まれて、同じく赤面したアカネ。

「い、今まではこんな事無かったんだけど………エリスさんだけ……なんか………」

「アタシも…エリス見ると……なんか変な気分に………」

「………あらぁ」

　アタシに対してだけだった。

「…そしたら…他にも…この子たちみたいにあっちの人種でも………」

　少しだけ、この世界が理解出来た気がしなくもなかった。