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びっちカノジョ 【1期目】
第12章 Scene.11
リュウジに巧いこと言って貰えるようお金を渡した。
そもそも、あのホテル代はシュウたちが出したのかリュウジが出したのか、幾らだったのかさえ分からない。
けど、この辺りの宿屋に数人泊まって一ヶ月は過ごせるくらいの紙幣を渡した。
即ち、またビンボー生活に逆戻り。
アタシが居る部屋代を払うのがギリギリ。
「まぁ、これで気が楽になったし……いっか………」
これから稼いだお金はアタシだけに使える。
と言っても、服は買っても仕方ないから、自ずと使う用途は限られてくる。
「さてと………」
窓の縁にお尻を乗せて部屋を見回す。
何気に長く住み着いた部屋。
何人ものおチンポを咥え込んだベッド。
「お風呂でも…ヤったわよねぇ………」
ヤってヤられてヤりまくった記憶しか無い。
ヘンタイマゾビッチにはお似合いの思い出。
おばさんと別れるのは寂しい気持ちでいっぱい。
でも、アイツ等がこの街に来た以上、やはり出て行くことに決めた。